肌荒れ予防【看護師版】

看護師は、肌荒れをおこしやすい職業です。たくさんの美容情報を見ては、真似してみようと思うものの、仕事を考えると難しい・・・。そんな方も多いのではないでしょうか?今回は、看護師目線での、肌荒れ対策をお伝えしていきたいと思います。

マスクの下のフェイスパウダー

いきなり意味わからないのがきましたね。これは、ズバリ摩擦予防です。看護師は、サージカルマスクに加え、N95等を装着する機会も多いです。どんどん化粧は崩れ、顔はテカリ・・・。そんな状態のため、すっぴんで仕事に行っている方もいると思います。また、夜勤の際は化粧をすると肌に悪いからとすっぴんの方も多いでしょう。

しかし!マスクを常にしている看護師にとって、すっぴんは肌にいいとは言い切れないんです。摩擦が肌とマスクの間で直接起こってしまうからです。フェイスパウダーをつけていないと、テカった肌の皮脂とマスクが張り付き、そのまま話すことで無理やり動かされる状態となるので、摩擦力が大きくなってしまうんです。

フェイスパウダーをつけておくことで、肌とマスクの摩擦力を小さく抑えることができます。実際、私もすっぴんで仕事をしたときは、ニキビや赤みが増強したのに対し、フェイスパウダーをつけていた日はニキビができず、赤みも抑えられたのです!

もちろん、そのときの食生活やストレス等たくさんの要因が関係してくるため、一概にフェイスパウダーのおかげとは言えませんが、私は肌荒れの予防効果を感じることができました。

フェイスパウダーは、肌につけているのもいいですが、マスク側につけるという手段もあります。これをすることにより、メイクをしている日も摩擦を抑えられ、メイク崩れの防止にもつながるので、やってみてくださいね。

さらに肌に優しくしたい場合は、つけたまま寝られるタイプのスキンケアパウダーを使うと良いですね。


水をこまめに飲む

私は、これを「よく聞くけど仕事中はできないよランキング」1位に任命したいと思っています。デスクワーク等の自分の机がある仕事と違い、看護師は基本的に自分の机はありません。そのため、飲み物を置いておくことはできず、また、ナースコール等の対応に追われるため、ナースステーションにいる時間さえほぼありません。不意に飲み物手に取ることは不可能だと思います。

そこで、提案したいのがタイミングを決めておくことです。トイレに行く時間さえないのに水なんかのんでられっかという声があるのも理解していますが、それぞれのタイミングを工夫してみることが美肌への第一歩です。

・情報収集が終わって、検温に回る前に一口飲む

・検温終了後、記録を書く前に一口飲む

・ナースコール対応後、一口飲む

・ナースコールにPHSで出ながら、休憩室に行き、用件を聞いた後に一口飲む

・トイレに行ったあと、そのまま休憩室を通って一口飲む

・回診者を片付けついでに、休憩室に行って一口飲む            等々

上記のみではなく、ご自身の仕事のスキマを見つけて、一口飲むを意識するだけで、普段より水を飲むことはできると思います。

また、スキマ時間に飲むコツとしては、水筒をワンタッチタイプの物にすることです。蓋をひねって開けるタイプの物だと、時間がかかってしまい、頻繁に休憩室に行くことを気にされる方や環境では、難しいかもしれません。

飲む時間がかかれた水筒もあるので、その時間には飲めなくても、今どれくらい飲んでいるのが理想なのかを把握することも有効ですね。


生活リズムを整える

 一般的によく言われていることですね。十分な睡眠をとって、生活リズムを整える。シフト勤務の看護師にとっては難しいことです。対策として、できるだけ夜勤・日勤時の生活リズムを固定するという方法があります。

夜勤の日も日勤と同じ時間に起床し、お昼を食べたら2~3時間の仮眠をとる。そして、明けは帰宅後に仮眠をとって昼~夕方までに起床。夜ご飯を食べて、日勤の日と同じ時間に就寝する。

こうすることで、生活リズムの乱れを最小限にすることができます。夜勤がある場合は、どうしても生活リズムは乱れてしまうので、できるだけリズムを固定することで、影響を抑えられるといいですね。

必ずメイクを落として寝る

夜勤のある看護師にとって、難しいことの1つかと思います。夜勤時はすっぴんという方も多いとは思いますが、眉毛だけ書いている方やフェイスパウダー・日焼け止めだけしていると方もいると思います。

実際、私は仮眠時間があまりとれない病院に勤めていたのですが、少しでも横になる時間が欲しくてそのまま寝てしまうことも多かったです。そうすると肌荒れもひどかったのですが、顔を洗う時間や場所もなく、諦めていました。

しかし、肌荒れが止まらなかったため、たくさん調べたり試したりした結果、ふき取りクレンジングを使用するという方法に落ち着きました。クレンジングシートでもいいのですが、そういったものは防腐剤やアルコールを使用しているものが多く、生活習慣の乱れ等で敏感になった私の肌には合わなかったです。

コットンとふき取りクレンジングを持っていって、仮眠前に使用するのがおすすめです。ふき取り後は、普段通りのスキンケアは難しいのでスプレーの化粧水を使用する等して、できる限り時短しています。選ぶふき取りクレンジングによっては、保湿効果のある物もあるため、自分にあったものを見つけられるといいですね。保湿効果があるおすすめのものを下に紹介しておきます。

明けの帰宅後には、丁寧にスキンケアを行ってから寝ることも忘れずに!


まとめ

いかがでしたか?皆さんの肌荒れ対策の一助になると幸いです。

一般的な美容法を、看護師の仕事をしているからと諦めずに取り入れ方を工夫していくことがポイントですね!

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